BUMP OF CHICKEN TOUR2023 be there(2・11有明アリーナ)

結成27周年記念日の、2月11日有明アリーナへ行ってきました!
もうね、20年以上のファンなのに、ライブに初めて行ったんです。

なぜようやく今かって自分でも思うけど、思い起こせば、仕事と子育ての両立とか、自分の病気とか親の病気とか忙しくしていて、やっとチケット申込みしようってここ数年は、連戦連敗しつづけて。
当選したことに、座席に座る直前まで信じられなかった。

この貴重な体験を言葉で残したい。セットリストから好きな曲のことを書きたいという抗えない欲望が湧き上がった。

なので、2月11日に聞いたセットリストから、いくつかの曲の紹介したい。
どうしても思い入れのある古い曲中心になっちゃうけど、他の曲も大好きだよ!
これはもう完全に自分のためのメモなので、BUMP OF CHICKEN(以下バンプ)ファンでない人は興味ないと思うけど、少しでも興味あったら曲聞いてみてほしいです!

グングニル

容易く自分自身を値踏みしやがって
世界の神ですら君を笑おうとも 俺は決して笑わない

作詞作曲:藤原基央 「グングニル」より

バンプの曲に、よく「救われた」ていうファンが多い。藤原基央が救うのは、こういうところだと思う。かっこ悪くても、一生懸命なやつ、自分の信じたことを全うしようとするやつ。
そういう気持ちをいつだってすくい上げてくれて、優しくなでてくれるんだ。
あとね、初期の割れるようなシャウトがめちゃ好きで。最近の藤くんはきれいに歌うから、昔のこういうヒリヒリしたシャウトがたまらないのだ。

才悩人応援歌

隣人は立派 将来有望 才能人
そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ
怠けて見えたかい
そう聞いたら頷くかい
死にたくなるよ 生きていたいよ

作詞作曲:藤原基央「才悩人応援歌」より

生々しい歌詞。もがいているこの葛藤が、うまくいかない若者の人生と重なって、それでも自分の中に沸き立つ「ラララ」を歌いたいし、届けたいと願う切なさが胸をつかんで離さないよ。
世界のためでもなく、誰かのためでもなく、僕のためのラララなのだから。
一緒に、ラララと歌ってくれる人が藤原基央なのだ。

66号線

あなたを無くしても僕は生きていく
それでも信じていてくれますか
ただこの事だけ疑わないでね
それだけで声が出せたんだ
立てたんだ 歌えたんだ

作詞作曲:藤原基央「66号線」より

66号線が好きすぎて、そうエモすぎて言葉がでてこない。生で聞けて幸せだった。
引用したいフレーズが多すぎるけど、見つけてくれてありがとうも泣けるけど。
好きと言われたい、褒めてもらいたい、嫌われるの怖い、正直すぎるだろ。皆んな誰にも言えなくて心の奥にしまってるようなことを、歌に出してくれるから、はっとするんだ。
ああ、そう思っていいんだって気づくんだ。
もう、どれだけの人を救ったんだろうかって思う一曲。

新世界

明日がまた訪れるのは
君と生きるためなんだよ
(ベイビーアイラブユーだぜ)僕の今日までが意味を貰ったよ

作詞作曲:藤原基央 「新世界」より

こんなにストレートなラブソングが、バンプにあったか! と驚くべき一曲。
そしてライブで、クラップとか(ベイビーアイラブユーだぜ)のコール&レスポンスで最高に幸せになっちゃうやつ! 藤くんが結婚したのも、こういう気持ちが溢れて確信になったからなのかなとも思ったり。愛は最強だね!

ray

お別れした事は 出会った事と繋がっている
あの透明な彗星は 透明だから無くならない

○✕△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて
確かめる間も無い程 生きるのは最高だ アハハン

作詞作曲:藤原基央 「ray」より

NHKの紅白にも出場したり、初音ミクとの共演で、「ray」はけっこう知られている曲かなと思う。このくらいからいろんなアニメや映画のタイアップも増えていったような気がする。何かとタイアップしたとしても、藤くんはちゃんと藤くんの曲をかいてる。
「透明だから無くならない」ってすごくないですか? え? 透明=無くならないって発想が素晴らしすぎてぶっ倒れますね。あとね、お別れの曲なのにめちゃ明るいポップチューンになってるし、「生きるのは最高だ!」って全肯定ですよ? 痺れますね。それと、エンディングでピックをくわえてギターをつまびく姿にも卒倒します。(真顔)

BUMP OF CHICKENのテーマ

あぁ 僕らは君をベッドから引きずり出して
手を繋ぐため 魔法をかけた
へなちょこの4人組

作詞作曲:藤原基央 「BUMP OF CHICKENのテーマ」

結成記念日ならではの選曲は、最後の2回めのアンコールでした。(当然やるかなーと期待してた)
へなちょこ、いかれてる、自分たちのことこんなふうに言っちゃうから、ベッドにもぐりこんでいた臆病ものが、ひょこっと顔を出せるんだ。

おわりに

藤くんって、ライブの最後に言葉でいろんなメッセージを伝えてくれて、それがほんとに温かくて優しくて、お前を一人にしないって言ってくれる。それが響かない人にはバカみたいに聞こえるかもしれないけど、私はそれにうなづいて涙する人と共に歩きたい。

私という人間を因数分解したら、その中にバンプの因数はぜったいあると思う。自分の中の構成要素のひとつに確実になってる。何年経ってもどんなに年取っても失くしたくないもの、そういうものなんだと思ってる。

結成27周年、おめでとう! ずっと大好きだよ。