太陽の塔に会いに行く

1970年3月15日(日)から9月13日(日)大阪吹田市にて、アジアで最初の国際博覧会、大阪万博が開かれた。
私は姉と両親と夏休みに大阪へ見に行ったのだ。
できたばかりの新幹線の前で、姉とおそろいのワンピースを着た写真が残っている。

EXPO’70開催時の写真

EXPO’70ジオラマ

そこでの思い出は、めちゃくちゃたくさんの外国人を見たことと、「月の石」だ。
細かいことはあまり覚えていない。太陽の塔も、たぶん中は見ていない。

太陽の塔は、耐震工事や内部の復元作業をして、平成30年3月に一般公開したのだ。
いつか、見に行きたいと思っていたときに、巡回展で大阪行きが決まり、前日に行こうと決心した。
9月8日(日)この日は35℃を超える猛暑だった。

注意★「太陽の塔」の入館は、完全予約制(前日までに要予約)です。乳幼児や無料対象の方も事前予約が必要です。
当日券は発売しておりませんので、ご注意ください。
「太陽の塔」オフィシャルサイトより

太陽の塔ー正面

太陽の塔ー背面

太陽の塔ななめ

最後の写真の下のほうに見えるのが人間。いかに大きな建造物か。
太陽の塔内は、日付時刻指定の予約制だ。予約時間の20分前までに受付に行くと、順次案内される。
ガイドの人の指示にしたがって、階段を上がっていき、30分ほどの見学になる。
ちょっと堅苦しい感じなのだが、いろんなリスクを考えてのことなのだろう。


1階のみ、撮影が可能。

生命の樹(せいめいのき)
太陽の塔の内部の展示空間には、鉄鋼製で造られた高さ約41メートルの「生命の樹」があり、樹の幹や枝には大小さまざまな292体の生物模型群が取り付けられ、アメーバーなどの原生生物からハ虫類、恐竜、そして人類に至るまでの生命の進化の過程をあらわしていました。
(公式サイトより)

太陽の塔の内部に捩れるようにそびえ立つカラフルな枝の樹。階段を上がっていくと徐々に近くに模型を見学できる。
よくできていて、万博当時はいくつかは動いていたそうだ。
看板のいくつかも、当時50年まえのものをそのまま使っている。
照明もくふうされていて、まるでこの樹が呼吸しているような錯覚を覚える。

岡本太郎の作品は、とてもプリミティブだ。原色がぐいぐい迫ってくる。エネルギーを与えられる。
単純なデカさにあきれて、なんだか笑いたくなってくる。
ありがとう、太陽の塔。
しばらく、あなたのエネルギーで生きていけそうだ。